訪問診療とは、在宅において療養を行なっている患者様で通院が困難な方に対して、その同意を得て計画的な医学管理のもと、定期的に患者様のお宅に伺い診療を行うものです。予めいつ診療に伺うかを決めておくもので、往診とは異なります。訪問の頻度はご希望に合わせて調節が可能でございますのでお気軽にご相談ください。
※ 往診とは、体調が悪くて医療機関へ受診に行くことができない場合に、患者様もしくは患者様のご家族からの求めがあって、患者様のところへ伺い診療を行うものです。
Cさんは78歳の男性でした。肝臓がんの末期と診断され、緩和ケアと最期の時を奥様と一緒に過ごすため、奥様の入所されている有料老人ホームに入所されました。
余命は1ヶ月との宣告でしたが、当院でがん末期に対する緩和ケアを行い入所後約2か月で亡くなられました。奥様は認知症でしたが、夫と最期に過ごした期間中は、暴言や暴力行為、徘徊昼夜逆転などは見られず、非常に安定しておりました。
お看取りの際に、ご家族から「先生のおかげで父と母の最期の時間を過ごしてもらうことができました。ありがとうございました。」と言っていただいた時に在宅診療医としてのやりがいを強く感じることができました。そのことが今でも私の「患者さんだけでなく、そのご家族にも満足していただける医療を提供しよう」というモチベーションになっています。
緊急時に備えて24時間連絡が取れる体制をとっています。安心の療養体制をサポートいたします。