訪問診療とは、在宅において療養を行なっている患者様で通院が困難な方に対して、その同意を得て計画的な医学管理のもと、定期的に患者様のお宅に伺い診療を行うものです。予めいつ診療に伺うかを決めておくもので、往診とは異なります。訪問の頻度はご希望に合わせて調節が可能でございますのでお気軽にご相談ください。
※ 往診とは、体調が悪くて医療機関へ受診に行くことができない場合に、患者様もしくは患者様のご家族からの求めがあって、患者様のところへ伺い診療を行うものです。
Dさんは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された52歳男性です。首から下の筋肉が動かず、有料老人ホーム内のベッド上での生活を送っています。
当院で難病指定の申請を行い、現在は毎日の訪問介護、訪問看護を利用しています。また、最近になり嚥下機能が低下し、誤嚥性肺炎を発症されましたが、ご家族ができるだけ施設内での加療を希望されたため、抗生剤を含む24時間の持続点滴を行い、軽快しました。その後も、発語が困難となってきたため、言語リハビリを開始しなんとか発語を維持されています。進行性の神経難病のため、完治は難しいですが、ご本人とご家族の希望に沿って現状の機能をできるだけ維持すべくさまざまな介護福祉サービスの利用を提案、利用させていただいております。
緊急時に備えて24時間連絡が取れる体制をとっています。安心の療養体制をサポートいたします。